「阿波晩茶作業体験会」開催をお手伝いしました

2024.08.14 |

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「とくしま農山漁村(ふるさと)応援し隊事業」の一環としてイルローザ様が事務局となり、7/27(土)上勝町榜示にて「阿波晩茶作業体験会」を開催しました!
小学生など学生さん、イルローザファンの方、県外の方など24名が参加。
弊社スタッフも運営のお手伝いをしながら、作業体験を行って来ました。

午前中はお茶摘みを実施。
7月末頃に茶葉が成長して分厚くなり、収穫時期になるのだそうです。
傾斜のある茶畑から、枝についた茶葉を手でしごいて収穫し、カゴに集めました。

お昼休憩を挟み、午後からは大きな枝や実などを取り除き、できるだけ茶葉のみに選別。
雑菌を殺すために沸騰した釜の中で茹でます。

茹で上がった茶葉はすぐに揉捻機ですりつぶし、踏みます。
最後は桶に茶葉を入れ、2〜4週間発酵熟成させます。

参加者からは「思っていた以上に、お茶作りは大変だということがわかった」、「貴重な体験で、郷土について考える機会となった」、「今後は作られている農家さんのことを思い出しながら有り難く味わいたいと思う」、「今まで飲んで楽しむだけだった阿波晩茶のことをより深く理解することができ、また大変さもほんの少しだけでしょうが体験することができた」などのご感想をいただきました。

暑いなかの作業は大変でしたが、地域に根差したお茶作りを体感することができ、生産者の皆様のことを想う、とても貴重な機会となりました!

阿波晩茶とは

阿波晩茶は徳島県の山間部で作られる、ゆでて漬け込み乳酸菌発酵させた独特の風味のお茶。
古風な製茶技術を伝えているとして、日本の茶をめぐる食文化を考える上でも注目され、2021年3月には国の重要無形民俗文化財に登録されました。
中でも上勝町産の茶葉を使い、町内で加工したものを「上勝阿波晩茶」と呼びます。
ほかの阿波晩茶に比べて、一般にゆでる時間が短く、さわやかな香りと味、色が愛されています。
カフェインが少ないため乳幼児から妊婦、ご年配の方まで飲用でき、抗アレルギーの作用もあります。
阿波晩茶協会HPより抜粋)